コアさんの戯言

大崎甘奈ちゃんとか競馬とかポケモンとか雑多なお話

コントレイルを語る

なんだか今日はこの馬について書きたくなったので書きます。鮮明に残っている今のうちに。

 

「2歳」

東スポ杯はこの馬のベストパフォーマンスとも言われるレース。2着に5馬身も付けてその2着馬もまた4馬身。これがダービー馬にならないなら何がダービー馬になるんだよと思わせるレースだった。

 

3戦目にして挑んだG1ホープフルステークスは、勝手ながら負けるならここと思っていた。血統を見てもパンパンの府中が絶対に合う。暮れの中山では舞台としてはあまり良くないだろうし、どちらかというと流れてスピードの問われる皐月賞の舞台でいっぱい買ってやろうと思ってた。

……ところがあっさり勝っちゃった。いやいや、ちょっと予定が違うんだけどって話。私のオーソリティはどこよ、これが中山で走らなかったらどこで走るんだい。オルフェ×母父ボリクリって中山最強だと思うじゃん。

 

正直、この時点で2冠持っていかれたな~って気はしていた。この舞台で勝たれたら流石にね。でも、コントレイルのする先行してあっさり抜け出して勝利って競馬は強いんだけれども、正直言って派手さはあまり無いんだよね。とにかく競馬も気性もなんか優等生って感じイメージだった。

 

「3歳」

『東西の!G1馬が!並ぶ!!』の皐月賞。あの実況、何気に好きなんですよね。ただ、当時は特にコントレイルが好き、サリオスが好きってわけではなかったので私は「おお!!すげー!!」って最後の攻防を見ていた気がする。もう最高に熱い叩き合いだったね。

ちなみに収支メモを見ると馬券はサトノフラッグとヴェルトライゼンデから買っていたらしい。たぶん馬場が渋っていたからでしょう。

 

二冠のかかる日本ダービーは流石にって感じ。皐月では逆らってもここでは逆らえない。おまけに3枠5番とディープインパクトのダービーと同じ枠番だし。

外を回して迫ってきたサリオスもそうだけど、それ以上に何よりもコントレイルが強かった。個別ラップは最後まで加速していたみたいだし、この馬の抜けたスピードを改めて感じた。2020年は本当に秋競馬が楽しみだった。

 

神戸新聞杯は一夏を越えて成長が云々言われていたけども楽々とパス。

 

迎えた菊花賞。前の週ではデアリングタクトが初の無敗にて牝馬三冠を達成。

当然ながらコントレイルも父以来にして親子初による無敗三冠を期待されていた。おまけ扱いになるのもおかしいけど、同一年の牡牝無敗三冠とかいうゲームでしか達成できない記録も地味にかかっていた。

 

初の3000m、道中アリストテレスから受けていたプレッシャー、それでも直線に向いた時には先頭。競馬場は拍手でコントレイルを迎えて、テレビの前の私も同じだった。いつもの先行競馬からの押し切りで勝つ……きっと誰もが思っていた。

 

「コントレイル苦しいか!?」

 

その実況でいつもと違う展開と空気の読めないフランス人が迫っていることに気付いた。

同時に「まずい、負ける」という思考が頭を巡ったのを鮮明に覚えている。脚色を見ても仕掛けのタイミングを見てもアリストテレスが優勢。それでも先頭に立たせまいと凌ぐコントレイル。

そんな中で咄嗟に自分の口から出たのは「残れ!頼む!残れ!」って言葉で、初めてコントレイルを応援したと思う。これまでただの優等生だと思っていた二冠馬が、最後の最後に根性を見せて走っている。この姿を見て応援できない訳がなかった。

ギリギリの競り合いを制して掴み取った三冠は、かつての三冠馬のように楽勝では無かったし、クラシックの中でも一番苦しんだ展開だったけども、一番価値のある勝利だったと思う。

終わった頃には、勝たなくてはいけないレースを勝ち切った優等生のファンになっていた。

 

「世紀の一戦」

無敗の牡牝三冠馬とG18勝の現役最強三冠馬が揃ったジャパンカップ

レースが始まる瞬間まで本当に楽しみで仕方なかった。始まって欲しいけど始まって欲しくない。そんな鬩ぎ合いの中で私が本命にしたのはコントレイルだった。

 

ウェイトゥパリスの長時間のゲート入りイヤイヤに日本の競馬ファンが早くしてと言っていたと思う。欧州競馬も欧州馬も時間通りにレース開始できないみたい。

 

ようやく発走されたレースは、スタート後にキセキが抑えられずに大逃げをした体制のまま直線に入った。3強のうち1番前にいたアーモンドアイがいつもの競馬で先頭に立つと後続が一気に襲い掛かってくる。その中にコントレイルもいた。いつもとは少し違う差しに回る競馬だった。そこからはコントレイルだけをずっと見ていた記憶しかない。

「頑張れ!行ける!コントレイル!」って言うなんて半年前まで思ってなかっただろうな。結果は届かずの2着。勝ち馬はアーモンドアイ。先行して抜け出して速い脚を使うっていう強い競馬の前では上がり最速の末脚も届かなかった。

 

自分が夢を託した本命馬は負けたけど、それでも3強で決まったジャパンカップは凄く楽しくて、素晴らしいレースで、競馬が好きで良かったと心から思ったのを今でも覚えている。

 

 

大阪杯天皇賞秋」

大阪杯

 

前年のマイル女王グランアレグリアも参戦してきた大阪杯は生憎の雨。ディープ産駒の最速を決めるレースだってのになんで雨なんかな…とテンション下げ下げで当日はいた。

レースはここまで無敗のレイパパレの逃げ。ペースは前半59.8と明らかなハイペースで確実に潰れると思っていた。コントレイルとグランアレグリアは4角を2列目で通過し、さぁここから!と思うも伸びがない。なんとか頑張ってと思うも、勝ちに行った早仕掛けの分もあってモズベッロに差されての3着。勝ち馬は逃げ残ったレイパパレ。

 

なんかもう誰が悪いわけでも無いのに何なんだよこれ…って感じだったよ。ほんと水を差された、そのまんま。

とはいえ負けてしまったからには、もう勝つしかない。でも、次に使う古馬G1は恐らく宝塚記念。開催時期も伴って雨だしタフだしコントレイルにとっては最悪のコンディションでどうするんだよ…って思ってたら春全休。しかもそういう時に限って晴れの良馬場とかツイてないなぁ。

 

天皇賞(秋)

引退まで残り2戦となり、皐月賞馬エフフォーリアと再度グランアレグリアとの対戦。

 

馬場はなんとか良で開催ということもあり、三冠馬の期待も威信も賭けてもう負けられない。おまけに枠としては有利の1番。

逃げ馬不在のスローペース、2番手にグランアレグリアが付けてレースが進んでいった中、直線で先に仕掛けたのはエフフォーリア。コントレイルもそれを見て仕掛ける。直線の攻防、グランアレグリアを差すもエフフォーリアとコントレイルの差はどうしても詰まらない。もう少し、あと少し、頼む!と懇願するも届かずの2着。

どちらが強い競馬をしたかと聞かれたら文句なしにエフフォーリアだった。はっきり言って完勝で完敗。厳しいことを言うかもだけれど、あと50mあっても届いていなかったと思う。

 

この時点で昨年のジャパンカップから3連敗。そして、ラストランは同じジャパンカップ三冠馬としてディープ後継として絶対に負けるわけにはいかなくなった。

 

「さらば、コントレイル」

ラストラン ジャパンカップ

キセキが道中で一気にポジションを上げたところからレースが締まる展開に。奇しくも昨年と同じ先頭キセキの大逃げで直線を迎えた。

先頭を捕らえるべく仕掛けたフランス人と応えるオーソリティ。その後ろから狙うシャフリヤ―ルとさらに外から末脚を伸ばすコントレイル。

 

残り300m、これまで差し届かずだった末脚とは見違えた加速力で一気に迫った瞬間に「コントレイル!!行け!!!」って思わず口から出た。たぶん、今までで1番大きい声だった。競馬場にいるかのようなバカみたいな大声だったよ。

これまでの鬱憤を晴らすように。

同期の不振、勢いに乗る3歳馬、2400mの距離、囁かれた不安なんて露知らず。

2馬身差の完勝だった。

 

もう泣きながらゴール板を過ぎる姿を見ていたよ。最後の最後にしっかり決めた。勝たなくてはいけないレースを最後に勝ち切った。やっぱり、優等生な三冠馬だなって。

 

「空に描く衝撃の軌跡」

競馬を見始めて歴が浅いからなのかもしれないけれど、これほどまでに重圧を背負った人馬を私は初めて見た。無敗の三冠馬であること、そしてディープインパクトの子どもであることがこれほどまでに重いものかと嫌でも分からされた。

それでも、最後まで走り続けて三冠馬として、ディープの子として素晴らしい軌跡を残した。このスピードが受け継がれるか、精神面が受け継がれるか分からないけれども、衝撃もその軌跡も超えるような子がターフで駆け抜けるのを楽しみにしている。

 

ありがとう、コントレイル。

いや、クロノジェネシス以外に何を買うんだよ

ダービーが余りにも名勝負の名レース過ぎて燃え尽きた感もあったのですが、宝塚記念ということで有力馬を見ていきたいと思います。

 

クロノジェネシス

昨年の春秋グランプリホースで今年のドバイシーマ2着馬です。

 

海外帰りが不安視されていますが、状態は良さそうですね。帰国後は馬体が寂しかったようですが、ここに向けてしっかりと戻して、さらに海外での経験も踏まえて更なるパワーアップをしていると見たいです。関係者のコメントを見ても、出来のマイナス要素はまず無さそう。

 

この馬でのパフォーマンスで評価したいのは、とにかく有馬記念です。

残り1000m地点からスパートをしていますが、この残り1000m~800m地点はレースの中で1番速いラップを刻んでいます。つまりは、それ以上にクロノジェネシスは速い脚を使って捲ったという事。それで最後まで残すのですから着差以上の勝利と見て間違いは無いです。まさに勝ちに行く競馬で勝ち切ったレースでした。そもそも牝馬があんな大胆な捲りで勝ち切ることが凄い。

 

鞍上が北村友一騎手からルメール騎手へ変更となりますが、字面だけ見れば鞍上強化です。逆らう理由が一切無い。

ルメール騎手の宝塚記念の成績が取り立てて挙げられていますが、「その馬の中で本当に好走できた馬はいるのか?ルメール騎手の騎乗以前に力通りの着順では無いのか?」といった見方も重要だと思います。そもそも、東京2400mに向けて育成された有力馬が回ってくるのがここ数年のルメール騎手です。その点では阪神2200mに直結しないお手馬ばかりだったと見てもおかしくないはず。

 

血統はもう言わずもがなだと思います。

是非ともここを快勝して凱旋門賞へ行ってもらいたいですね。ディープ産駒の欧州調教馬スノーフォールvsバゴ産駒の日本調教馬クロノジェネシスの構図はなかなかに面白い。

 

レイパパレ

無敗は未知の魅力か。

 

大阪杯は文字通りの圧勝劇。前半を58秒台で走った後に1000m~1200mで息を入れ、そこからはまた速いペースを刻んでの完勝でした。あの馬場で上がり最速で逃げ切られてしまっては後続はどうしようもありません。

 

小柄な馬体と斤量増、距離延長、さらには内枠に入った同じ脚質のユニコーンライオンと懸念すべき点はあるように思えます。これら全てを払拭できるかどうか。本当の試金石はやはりここになると思います。

鞍上が川田騎手ならば、無理やり抑えて番手とか争って争ってハナとかはあんまり考えられなさそうではある。出たなりに行くのかな。とはいえ、ハナに行ってプレッシャーを掛けられて息を入れる事ができないパターンも普通に考えられる事は念頭に置いておくべき。

 

状態はこちらもかなり良さそう。陣営からはめちゃくちゃポジティブな発言しか出てこないですね。坂路も軽快に自己ベストだし。もう最高ってしか言ってないでしょこの陣営。

調教後の体重を見たらプラスで来そうですね。混合戦に強いノーザン牝馬特有の4歳からの馬体重増は怖いところか。

 

ここからは馬券の組み立て方のお話なんですけど、積極的にクロノと一緒には買いたくない。

配当以前にクロノが来る展開ならレイパパレって普通は沈むはずの馬なんですよね。それを考えるとクロノとレイパパレの2頭軸は危ないんじゃないかなと思います。最もレイパパレが本物ならそんなの関係無いんだけどね。

でも、クロノ本命の人はレイパパレに信頼を置くのやめた方が良いと思うけどなぁ。反対にレイパパレ本命なら後ろから届かないクロノをイメージしていると思うので、2頭軸は有りだと思います。本命馬によって組み立て方が変わるのも馬券の面白いところですよね。

 

なお、大阪杯で「レイパパレが残るならモズベッロは来ない。モズベッロが差し込んでくるならレイパパレは沈んでる。だから展開的にこんな馬券買えるわけないやろ!!」ってなってた人です。

 

レンブーケドール

悲願の重賞&G1勝利へなるか。

 

春天は強かったですね。直線では「お!?」という手応えがありました。ただ、届かずと。

カレン自身がソラを使うとかなのは百歩譲って良いとして、脚質が絶望的にそれと合わないんだよね。先行抜け出しのタイプだから最後が甘くなってしまう。

 

ローテ的にもバテバテの春天を使った事が100%プラスになるとは言えませんが、距離短縮と前走のレースの経験は良い方向に働くと思います。問題は余力があるかどうかだけ。

 

この世代の牝馬みんな好きで、カレンも好きだし何処かでタイトル獲って欲しいなとは思いますが、宝塚かというと少し懐疑的です。脚質的に捲ってくるクロノに潰されると思うんだよな。春天でディープボンドが早仕掛けしましたが、今回はそれがクロノです。クロノが動いてきたらこの馬はもう動くしかないと思うんですよね。国枝先生は合っていると言うけども、血統背景からしてやはりJCなんじゃないかなぁと思っています。阪神の馬場がそれなりに早いならチャンスはまたあるかもしれないけど、やっぱり頭は……って感じ。

 

アリストテレス

4歳牡馬の意地を見せられるか。

 

音無先生が言っているんですけど、宝塚に向けて調整してたってマジですか??いや、なんで春天の前に阪神大賞典使ったんですか。ウイポかよ。

 

とはさておきアリストテレスですね。

 

こちらは春天の内容を見ると、やはりステイヤーでは無いなという印象でした。ステイヤーならあの位置から競馬をしていたこと、菊花賞での走り、これらを考慮すればもっと勝ち負けの走りできていたはず。スタミナを持ち合わせた中長距離馬という認識の方が今のところは良さそうです。

その点で見れば阪神2200mへの短縮は歓迎でしょう。ローテこそかなり厳しく見えますが、こなすことができれば通用する実力は持ち合わせていると思います。

 

血統背景的にもバレークイーン牝系のサドラーズウェルズクロスということで、こういった馬場とスタミナ・底力への信頼は厚く買いたい。とはいえ、ルメール騎手も陣営も道悪はあまり歓迎していないんですよね。アレかな、時計かかる荒れた良馬場ならこの馬のスタミナが活きる…って感じかな?明日晴れそうだからワンチャンスあるか?

 

キセキ

4度目の正直。奇跡の復活なるか。

 

香港を見ても、最後あれだけ脚を伸ばしてくるのはまだまだ衰えを感じさせません。

今回もちゃんと出るか分からないし、とりあえず控えてクロノと一緒に捲ってくるって認識で良いと思うんですよね。普通に出てくれれば、直線での粘りにも期待はできる。とりあえず昨年の出来にあるのであれば、それこそクロノ→キセキの馬単勝負でも良さそう。あとは福永騎手がどんなプランを練って勝負してくるか。

 

同じグランプリの有馬よりも宝塚記念の方が舞台としては合っているとは思うんですよね。これだけいろんなレースに出ていて、宝塚だけは毎回上がり3ハロン3位以内を記録しています。ちゃんと脚使える舞台なんだなぁってネット競馬さんのページ見て思いました。

同世代のクラシックホース、ライバルはとっくに引退してしまいましたが、いずれも古馬になってから勲章を手にしていますからね。キセキの久々のG1勝利も見たいですね。

 

モズベッロ

雨になってバテバテになったら来ると思います。とりあえず抑えておく。

 

カデナ 

晴れてバテバテになったら突っ込んでくると思います。

松山くんだし、スプリンターズのアウィルアウェイとか有馬のサラキアみたいな決め打ちの追い込みで突っ込んできそうな雰囲気がある。

毎回掲示板入るか入らないかまで追い込んでくるの割と罪な馬だと思うよ。

 

以上です。

 

というわけで印が

◎クロノジェネシス

〇キセキ

アリストテレス

△カレンブーケドール

△レイパパレ

△モズベッロorカデナ

 

私が見ている展開は昨年の宝塚か有馬そのまんまなんですよね。クロノジェネシスが捲って前を潰して、2~3番手の馬が残る&差し馬or差し馬&差し馬。レイパパレがフィエールマン級なら恐らく残る。けど、私はそこまで評価していないのでバッサリ行っても良いとは思いながら買います。悔しい。何ならクロノ以外全部△で良いとすら思うところはある。

こんなもんでどうですかね。頑張りましょう。

第88回日本ダービー考察~皐月賞組~

晴れやかなダービーデーですね。

 

 

エフフォーリア

2年連続の無敗二冠へ。人馬共に父を越えていこうとするコンビですね。

 

皐月賞では完勝。まさに1強という競馬でした。これでは別路線組の単勝が売れているのも仕方が無い。陣営も言っている通り、我々も感じている通り、中山から東京に変わるのはプラス。ほぼ確実にパフォーマンスを上げてくるでしょう。

間隔空いたローテで使っており、中5週は初めてとなりますが、動きは良いようなのでそれほど心配はいらないのかなと思っています。個人的には馬体のパンプアップが凄くよく見えています。皐月賞から比べても一回り重厚感が増した感じ。ちょっと惚れ惚れするくらい。

 

血統はいかにも府中2400mを勝つような血統ですね。何も問題は無いと思います。アドマイヤムーンとかも近親にいますしね。

 

そして、1枠1番という絶好の位置も引いた。皐月賞でも7番は良いところだったようで、なんだかこの馬は持っていますね。そんな気がしてならないです。

舞台はしっかりと整ったので、後は鞍上の横山武史騎手が実力を引き出してくれるだけ。皐月賞で外を回さずにずっと内で我慢していた勝負勘と判断力がここでも発揮されることに期待したいです。

 

余談

エピファネイア、父父シンボリクリスエス、母父ハーツクライ鞍上父横山典弘と本当の敵は血統にあるようなコンビですが、ここは勝ち負け必至。やってくれると思います。

 

 

タイトルホルダー

皐月賞では先行しての2着。父が二冠馬となった舞台で今度こそタイトル奪取なるか。

 

弥生賞がフロック視・スローペースを勝ったトライアルホース扱いされたのか評価を落としていましたが、2着までの粘り込みを見せましたね。思った以上に力あったんだなというのが私の正直な感想です。

ドゥラメンテは言わずもがなとして、注目したいのはやはり母メーヴェと半妹メロディーレーンかな思います。本質的にはもう少し距離があった方が良さそうな雰囲気があります。やっぱり厚く買いたいのは菊花賞ですが、スタミナの観点で言えばこの馬に最上位評価を上げたい。皐月賞の入線後のパトロールでは、他の馬と脚色が違うように見えるのでまだ余力は有りそうです。

 

位置はバスラットレオンの2番手、もしくは内の先行馬であるタイムトゥヘヴンとバジオウにも行かせきって隊列の3列目となるような気がします。馬郡より前にいる事は確かですが、何処に取るとはあまりはっきり言えないか。

個人的にレースの展開を握るのはタイトルホルダーとワンダフルタウンの仕掛けだと思っています。この2頭がそれぞれどこで仕掛けるかで後続も動いて来るのかなと。

 

キンカメ、ドゥラに続いて親子三代によるダービー制覇の期待もかかりますね。その点においてはタイトルホルダーが最有力かな。

 

 

ステラヴェローチェ

荒れた内を突いた好騎乗の皐月賞3着。先週の敗戦を糧に。須貝厩舎&吉田隼人騎手の巻き返しあるか。

 

皐月賞では本命でした。朝日杯を見てから皐月賞で勝ち負けすると思ってましたし、エフフォーリアが中山でこれだけ人気するなら一旦嫌うのも有りだと思いましたから。

時計が速くても良し、重馬場でも良し、相応のキレ味は持ち合わせている。同じバゴ産駒のクロノジェネシスを彷彿とさせますね。柔軟な対応力と実力は有りそうなので軽視したくはない1頭です。

でも、皐月賞は内と外を回した差だと思うところはあります。東京替わりもプラスかというと小回りの方が良いようなイメージはありますね。やっぱり皐月賞が絶好の舞台だったんじゃないかな。ちょっとクロノに引っ張られている気もしますが、阪神とか中山で積極的に買いたい馬。

 

血統はバゴ×母父ディープ。良いですね、母父ディープ。スピードあるゴーンウエスト系のアメリ牝馬にディープを付けたところにバゴの欧州色が加わった。結果としてスタミナの増強がされながらスピードも十分にある配合になっているのかな。あんまり詳しくは無いけど、イメージはこんな感じ?

 

凱旋門賞の登録もされているということで、クロノの次に日本馬では面白そうだなと期待しています。行くのであれば当然ここは勝ち負け必至で結果が求められる。名前も響きが好きだし、黒鹿毛でかっこいいし、柔軟に対応できるところも含めて良い馬だなと思っています。だから、馬券抜きにすると応援したい馬の筆頭です。っていう私情。

 

 

アドマイヤハダル

皐月賞4着馬。調子が良いデムーロ騎手と共に8枠から2週連続デムルメを決めるか。

 

ステラヴェローチェに対して内か外の差と言ったのはこの馬を見れば分かりやすいかなと。

確か皐月賞当日の条件戦でルメール騎手が内を通っていたんですよね。残念ながらその馬は負けたのですが、正直なところ試走と言われてもしょうがない。それもあってハダルは1番を引きながら外目を回したのでしょう。直線は寄れながらも4着でしたが、良馬場でしっかり内で我慢していれば3着はあったと思わせる走りでした。

若葉ステークスでは、前走から+8㎏で2着に3馬身差の快勝。昨年の秋~暮れとは一変するような内容でしたね。皐月賞こそ上記のようにはなってしまいましたが、完全に見限るにはちょっと怖い存在でもあります。

 

兄弟の地方勝ちや母がダートデビューを見ると「どうなんだ?」と思うところはあるのですが、スイープトウショウの近親と思えば良いのか?いや、どうなんだ…?

でも、カナロア×母父ディープだし、この字面だけを見てある程度は期待しても良いものか。

 

鞍上はデムーロ騎手ということで、この騎手も東京2400mの成績は良いですからね。調子も良いし。頭は無くても紐ならというのは考えられるか。とはいえ大外枠はちょっと心許ないですね。

 

 

ヨーホーレイク

皐月賞では上がり最速。ディープ産駒得意の舞台で末脚発揮なるか。

 

皐月賞では外回しての上がり最速ですね。最後まで伸びていること、3角→4角で一応ポジションは上げられている事を考えれば、距離は伸びて良い負け方でしょうか。さらに、アドマイヤハダルに寄られてちょっと外に膨らんでいるんですよね。グラティアスもその煽りを食らっています。しっかり伸びればもう少し良かったのかな?

買いたくはなりますが、上がり最速5着とかもまあ考えられそうではある。

 

兄弟を見るとこの時期の活躍は目を見張るものがあります。とはいえ本番で足らないというのが正直な印象。加えて、買うなら3歳までかといったところ。

ディープ×母父フレンチデピュティは同じ勝負服のマカヒキにも当てはまることで、彼も皐月賞で差し届かずからの巻き返しがありましたね。

 

鞍上はそのマカヒキにも乗っていた川田騎手。先週のステラリアで苦い思いをした人もいるでしょうか。私もその一人です。でも、あれは「結果的に前崩れ」となってしまったレースで、距離に自信があるならポジションを取るのはおかしくない。直線では前を潰しながら抜け出そうって感じだったのかなと思っています。ステラリアが掛かってしまったのはしょうがないし。

今週もどういう競馬になるか読めませんけども、とりあえずは溜めると見て良いんじゃないですかね。枠的にも位置は中段後方くらいか?

 

 

ディープモンスター

怪 物 デ ィ ー プ モ ン ス タ ー。

 

ズブくない?

いや、いきなりそれかよって話なんだけど、皐月賞の4角の通過見ると明らかに遅れているし、上がりこそ使えているけどもなぁ。これが大箱の東京に変わってどうなるか。

成績を見ても距離延長は良いでしょう。すみれステークスの競馬は普通に強かった。遅れるところはもう仕方ないとして、武豊騎手がどれだけ気合を付けてくれるかですね。

 

血統はディープ×母父ダンチヒ系ということで、スピードには長けているように見えます。

 

3枠5番は昨年の勝ち馬も出ていますからね。悪くはないけど、あまり積極的に位置を取ってできる用には見えないので、後ろからかな。

 

というわけで皐月賞組はこんなところでどうでしょうか。

 

私の予想としては

◎エフフォーリア

〇グレートマジシャン

▲ワンダフルタウン

△レッドジェネシス

△タイトルホルダー

です。

 

完全に別路線組を厚く見ています。外伸び馬場でレイナスを消すのも怖いですけどね。ここはエフフォーリアは東京向きだと思い「皐月賞じゃなくてダービーで厚く買うよ」とグレートマジシャンが通用すると思った自分の感覚だけを信じてみようと思います。

第88回日本ダービー考察~別路線組~

ダービーウィークって特別だよね。

 

というわけで別路線組の有力馬から考察していきます。でも、データを駆使した理論的な考察というかはフィーリングが7割くらいです。

今回、別路線組からはディープ産駒が4頭出てきており、いずれも軽視できなさそうなのがダービーをより面白くしていると思います。それぞれまた違ったセールスポイントがあるのもまた魅力的。

 

 

サトノレイナス

14年ぶり牝馬の戴冠へ。国枝厩舎が「牡馬で獲れないなら牝馬で」と送り込んできた1頭ですね。

 

まず距離に関しては問題無いでしょう。阪神JF桜花賞を見ても距離が伸びて良い脚を出しています。阪神JFよりも桜花賞の方が後ろの競馬となっていますが、ここはラップを見れば明白。追走に苦労していたけど最後に一気にぶち抜いた、と聞けば昨年のスプリンターズステークスのグランアレグリアですね。個人的に桜花賞を後ろから差して勝ち負けの馬はオークスでも大丈夫だと思っているので、ダービーに来ても不安は無いです。

最近の牝馬は牡馬に交じっても怖気無いというかそういうイメージがありますけど、この時期に牡馬に交じるのはどうなのかなとは思います。その点は心配かな。

 

母バラダセールは南米血統ということで懸念すべきは早熟かどうか。全兄サトノフラッグもこの時期は強い姿を見せる事ができずに春を終えてしまいましたから心配なのは分かる。

 

輸送が無いのはプラス材料。鞍上はここまでの東京G1を完全連対のルメール騎手ですから注目は必至でしょう。

レース運びとしては、桜花賞よりも極端な位置取りにはならず、でもエフフォーリアよりも後ろでマークはしてきそう。エフフォーリアが早めに仕掛けて「やったか!?」の寸前、計ったように差してくるサトノレイナスルメール騎手は容易に想像できる。

 

大外枠となってしまい、またか…と思いますが、これはこれで味割り切って差して来れる分良いのではとも思いました。ルメール騎手ですし、道中は上手くやってくるとは思いますが、ばっさり消しも有りなんじゃないかなと思います。

 

余談

木曜日に見た夢で、馬郡からなんとか抜け出したエフフォーリアの外から追い込んできて全く並んでゴールイン!!した人馬です。どっちが勝ったかは知りません。

 

 

シャフリヤール

毎日杯組の1着馬。全兄に皐月賞アルアインを持ち、兄の雪辱を晴らすかに期待のかかるお馬さんです

 

アルアインのイメージもありますが、やはりジリジリと伸びる脚を使う印象です。外から一気に差し切るような大味の競馬をするディープ産駒では無いと思っています。

共同通信杯ではエフフォーリアと同じ上がり2位3着。位置取りの差と言ってしまえばそうですが、これは前にいて鋭い脚を使ったエフフォーリアを賞賛すべきでしょう。

毎日杯こそこの馬の持ち味が活きたレースに見えました。直線でのしぶとさをダービーでも発揮できれば、残ることは考えられるか。

 

ただ、東京2400mへの延長はどうですかね。私としては大箱の府中よりも阪神内回りや中山で厚く買いたいです。京都の外回りなんかもスピードに乗って最後まで粘れそうで買いたい。

でも、アルアインもダービーでは5着には来ていますし能力さえ足りていれば馬券内には…という気はします。馬体重がアルアインよりも軽いのは注目したいポイントで、シャフリヤールの方が終いの脚は鋭く使えそうです。

 

鞍上は乗り替わりとはなりますが、テン乗りではない点と元より福永騎手がダービーに出たいと思っていた馬ということなので懸念することも無いでしょう。共同通信杯を落とした以外の誤算は無いはず。

 

枠についてはすんなりと出たなりにポジション取れそうなところを引きましたね。内のヨーホーレイクとラーゴムよりは前に行くでしょう。タイムトゥヘヴン、バジオウの後ろの列辺りになりそうかな。良さそうですね。

 

 

グレートマジシャン

毎日杯2着馬。セントポーリア賞、毎日杯での上がり最速での走りはいずれもポテンシャルを感じさせるものでした。

 

セントポーリア賞ではスローとはいえ、後にプリンシパルSを勝つバジオウに2馬身と半馬身差、3着には5馬身と半馬身差の圧勝でした。近年の高速化もありますが、レースの時計も優秀でドゥラメンテの勝ち時計よりも速いです。

毎日杯では中団くらいから進めて追い込み届かずの2着でした。ダービー勝ち負けを期待している身としては、ここは差し切って欲しかった気もします。とはいえレースぶりを見ても距離延長は歓迎の部類でしょう。

 

血統に関しては、ドイツのオークスを勝った母方にサドラーズウェルズとモンズンが入っていてちょっと重めかなという気はします。ただ、昨年のサリオスやヴェルトライゼンデ、今年のNHKマイルカップ勝ち馬シュネルマイスターの母が同じくドイツでの活躍馬ですから、この重厚感はマイナスというわけでもなさそうです。むしろプラス?

一族を見ると3歳の春で仕上がる印象は受けませんね。伸びしろは十二分にあると思っているので、ここがゴールであって欲しくないというのが私の超個人的な意見です。古馬になってからでも強い姿は見られると思うので、現状のポテンシャルでどれだけ勝負できるか。

 

鞍上はルメール騎手からの乗り替わりの戸崎騎手。これについて自信をもってプラスとは言えませんが、極端なマイナスではないでしょう。戸崎騎手も近年では惜しいダービーが続きますので、魂の騎乗を期待したいですね。

 

外枠ですが、こちらも周りの馬を見るとポジション取れるのかなと思います。内のワンダフルタウンも外のタイトルホルダーも前に行くとは思うので、ステラヴェローチェとアドマイヤハダルに挟まれる感じで馬郡にいるかな。

 

 

レッドジェネシス

最終東上便とも言われる京都新聞杯からの勝ち馬ですね。しかし、キズナ京都新聞杯の勝ち方めちゃくちゃ強いですね。50mくらい一瞬の脚を使って交わして流すってヤバい。

 

さて、阪神2400mのゆきやなぎ賞では、道中でポジションを挙げて上がり最速を使っての1着と今回の鞍上共々に不気味な実績を持っていますね。後述する血統と合わせても良いポイントです。

京都新聞杯も前目で粘ったルペルカーリアをしっかりと捉えて勝ち切っていますから、相手に疑問は残ってもこれは素直に評価すべきでしょうか。長く良い脚を使える点と坂でもそれほど減速しているようには見えない点は注目したい。

 

血統は言わずと知れた実績のディープ×母父ストームキャット

過去に東京2400mではキズナ、ラヴズオンリーユーが勝ち星を上げ、ダノンキングリーはダービー2着、リアルスティールアユサンなども入着しています。母父ストームキャット系とすれば、カレンブーケドールも好走していますね。血統で推すならこの馬が1番手かなという気はしますまあ個人的に好きな馬が多いだけ。

 

3枠4番で鞍上はノリさんということでね。ゆきやなぎ賞を見れば枠を活かして先行。前目で粘ることも考えてはいそうですね。気持ち良く逃げるバスラットレオンを見つつの競馬となれば怖いところか。

 

以上までが別路線のディープ産駒4頭ですね。

 

 

ワンダフルタウン

藤沢ダービー勝ち馬青葉賞勝ち馬のジンクス破りなるか。

 

臨戦過程としては年明け2戦目。中3週のローテとはなりますが、戦績を見ると使われてから良くなるようなタイプに見えますし、萩ステークス→ラジニケ杯でこなしたローテなので問題視するほどではないでしょう。

 

青葉賞勝ち馬は同舞台のダービーで勝てないと言われます。ただ、過去の青葉賞→ダービーのローテを取った馬を見ると、年明け4戦くらいでダービーに来ているんですよね。フェノーメノウインバリアシオン、アドミラブル、ハイアーゲームと好走した馬でも年明け2戦目の馬はいません。ロブロイ、ボリクリについては6戦とかやってます。凄すぎないか?

以上の事からワンダフルタウンで注目すべきなのは、余裕のある臨戦過程でここに来たということ。青葉賞を見ても長く良い脚を使っているのが分かりますし、中団より前から持ち味を活かせれば馬券内あるいは頭も……と期待できそうな1頭です。

 

血統についてはルーラーシップ×母父ディープはキセキと同じ配合ですね。さらに母方の血統にはアカテナンゴの血も入っております。上記で記述したヴェルトライゼンデはもちろんワールドプレミアにも入っています。そう考えれば、青葉賞のような脚を使える理由が分かる気もします。スタミナがありそうで菊花賞で狙いたいですが、ここでも勝負にはなるんじゃないかな。

 

鞍上は和田さん。騎乗馬の強みを理解してしっかり発揮してくれるように思える騎手です。春天のディープボンドの騎乗はまさにそう。ワンダフルタウンでも持ち味の生きる仕掛けとなるか。

枠も前目に付けるなら良いところでしょう。外からバスラットレオンがハナ、番手にバジオウやタイトルホルダー、その次の列か次くらいにいそうな気がします。枠番を見れば自然に位置取れるんじゃないかな。

 

ということで、別路線組はこんなもんで終わり。

明日は皐月賞組で書きたいと思います。

 

ウイニングポスト、始めました

まず最初に、香港クイーンエリザベスⅡ世カップを制したラヴズオンリーユー、ヴィンセント・ホ―騎手、矢作調教師を始めとした関係者の方々、本当におめでとうございました。

個人的にずっと追いかけて勝手に惚れ込んでいるお馬さんなので、久々のG1勝利は見ていて感動しました。マジで直線は「ラヴズ行け行け行け頑張れ頑張れ勝てる勝てる」しか言ってなかった。昨年のドバイ帰国後から本当によくここまで立て直したと思うと、人馬共に凄いとしか言いようがない。ありがとう。BCも勝ち負けだと思うし頑張って欲しい。

 

次に天皇賞(春)を制したワールドプレミア、福永騎手、友道調教師といった関係者の方々おめでとうございます。

こちらのお馬さんも菊花賞、有馬と見て「20年の古馬王道は4歳のこの馬と心中するか」ってくらいに期待していたので、久々に万全で迎えたG1での勝利は「やっぱり菊花賞馬よ」と唸らせる強い姿で嬉しかったです。馬券も当たったし。なお、アリストテレス頭の3連単も買っていた模様。

 

先週のNHKマイルカップは日本に馴染みのない血統のシュネルマイスターが勝利したということで、まだ早いかもしれませんが産駒の走りにも期待したいです。キングマンとかフランケルといった欧州血統の産駒が日本の高速に対応しているの不思議なんですけど、ダンジグの血のおかげなのかな。

 

 

ということで、ウイニングポスト始めました。

漫画・ゲームでも起きない事がバンバン起きる昨今の日本競馬を見ているとやりたくなってくるよね。

競馬ゲームに関しては、10年くらいのブランクがあったんですけど、これめっちゃ楽しい。

 

まだちらほらと名前を知っている馬のいる91年からスタートして、序盤はナイスネイチャサンエイサンキュー柴田善臣先生&相談役に助けてもらいながらプレイ。

 

5~6年経つくらいになるとG1でもそこそこ張れる馬も生産出来て「この子にはタイトル獲らせてあげたい」とかいう思いも芽生え始めながらプレイ。ダートG1を10勝したくらいの自家生産馬が何故か出てきたのもここら辺。さらに主戦に蛯名さんが加わる。

 

2003年は所有したローエングリンムーランドロンシャン賞、英チャンを制する。さらに無敗の三冠牝馬フォローマイハートちゃんも誕生してJCに挑むも同厩舎のシンボリクリスエスに負けて2着。和雄さぁ……。

 

04年はローエングリンが欧州の中距離G1を連戦連勝、フォローマイハートちゃんは国内中距離と海外中距離を席巻し、放っておいたダイワエルシエーロが無敗三冠牝馬となりました。松国最強!!

 

05年は所有の3歳牡馬がディープインパクトに玉砕されました。

 

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こちらが無敗三冠の自家生産馬。

鞍上はアドマイヤグルーヴから強奪してきた。調教師は3年連続秋古馬3冠(クリスエス2回、ロブロイ1回)とかいうとんでも記録をやった藤沢和雄先生。大正義すぎる。

5歳の有馬で案の定、武さんがディープに取られたので秋天→JCのローテで引退としました。セーブ&ロードはあまりやらないようにしているんだけど、ここは鞍上確認のためにやった。90割乗り替わりだと分かっていたけど、一応ね。

 

なお、ダイワエルシエーロを繁殖に上げたせいで春雷・春蘭をロストしました。

 

特に縛りもせず強い馬を生産しているだけのプレイで普通に楽しいですね。強いて言うなら史実馬はあんまり所有してないくらいかな。ローエングリンは特典なので「せっかくなら…」って感じだし、レディブロンドもセリで落としたけどこれはレイデオロを自家生産したかったため。ロンドンブリッジもキセキを自家生産したくて買ったらダイワエルシエーロが生まれました。

史実期間の1番目標としては打倒アーモンドアイ&コントレイル&デアリングタクトでやろうと思います。

 

これから馴染みのある馬が増えるばかりなのでもっと面白くなりそうで楽しみです。

 

 

ちなみに今週末はグランアレグリア→レシステンシア、サウンドキアラの3連単に1000円ずつ入れました。

あとは穴っぽいところへ3連単流しかグランとサウンドキアラのワイドにする予定。

 

 

 

 

デアリングタクトの金鯱賞について

日曜日、お昼寝をしてはっと目が覚めたら15時30分でした。「金鯱賞、まだ間に合うよな~」とか思ってPATを開いたら中京は12レースしか発売していませんでしたね。出馬表を見たら発走が25分で「やっちゃったなぁ…」と思いながら、Twitterのnetkeibaさんを速報を見て…

 

 

 

「は??」

 

 

 

「おいおいおい、負けてんじゃん。いや、ギベオン?ポタジェ?えぇ……?」

 

困惑ですよ。目覚ましには刺激が強すぎる。どうしたんですか。松山くん?川田さん?デムーロさん?

 

着差も僅かだしすぐにレース映像を見ましたね。率直な感想としては「あ~…届かないのね」みたいな。うん。差しの競馬をする以上、こういった負け方自体は考慮されるべきだし、似たような事は報知杯弥生賞ディープインパクト記念でもありましたからね。しょうがない。将雅だけに。

 

ただ、パトロールを見て気になったのは直線でのデアリングタクトの寄れ方ですね。松山騎手が右鞭を入れた瞬間、明らかに寄れていた。そうでなくても向こう正面辺りで若干フラフラ。今後も左回りで走る機会はあると思うので、そこは頭に入れておきたい点ですね。

追い出し自体は残り400mからやっていたものの、なかなかエンジンが付かずでした。ズブいってわけでは無いと思うし、道悪+坂で思っていた以上に加速力が削がれたか。でも、坂を駆け上がってからは他馬とは違う脚色だったので、持続力も兼ね備えたポテンシャルの高さを感じる追い込みでした。

今回に関しては、休み明けも含めて明確な敗因があるだけに良かったんじゃないですかね。訳分からない負け方されると色々と困るし。

 

松山騎手の騎乗に関しては、とやかく言う事も無いかなと思っています。

普通に乗って届かなかっただけでしょ、あれは。デアリングタクト自身の能力は乗っている松山騎手が一番分かっているわけでね。届くという判断でレースを進めていたのでしょう。

どちらかというと、ギベオンが思った以上に粘った事に賞賛を送りたい。ラップを見ると中盤でペースが落ちて楽な展開に……とは言えないからね。

 

グローリーヴェイズについては、もう少しやってくれると思ったんだけどなぁ。

恐らくはここから春天だと思いますが、阪神春天は京都よりもタフなはず。しかも、開催進んで芝がどうなっているかも分からないし。そこも考えると、アリストテレスの対抗馬として挙げるのは少し心許ない気もする。牡馬の古馬では実際2~3番手くらいの力は持っていると思うので、今後に期待でしょうか。

 

 

でも今回、キセキがロケットスタートして逃げたらまた変わったんだろうなぁって思うと、競馬の面白さと難しさを感じますね。

血統、年齢、性別、馬体重、馬体、厩舎、コース、天候、馬場状態、騎手、展開など……と予想するにあたって様々なファクターがあるのが競馬で、そこら辺で取捨選択をするのが楽しい。私が競馬をやる理由で、競馬しかやらない理由がこれ。

 

 

今回、馬券買っていない+リアタイ見逃した分、割とちゃんとパトロールを見た気がする。パトロール擦って考察したのは昨年の有馬記念以来だけど、なかなか楽しいですね。

 

それと2週続けて単勝1倍台が飛んで思う事があって。

私もオッズを見て買い目を決めることがあるんですけど、大事なのは『オッズ=勝つ確率、当たる確率』では無いってことですよね。特に単勝オッズ。

どれだけ1倍台前半に支持されようが、100倍台に落ちようが競走馬の能力に反映はされませんから。単複に賭けるならその馬の実力から考える勝率とオッズが見合っているかの確認は必須事項。個人的にダノンザキッドの単勝オッズは見合っていなかったと思うし、逆にデアリングタクトには賭ける価値はあったと思う。

「じゃあ、勝率って何から出すんだよ。書いてないじゃん」って思う人は競馬辞めた方が良いと思います。だって、そんなもんレース見て知識と目を肥やす以外に無いんだもの。

 

 

また週末に1倍台になりそうなアリストテレス阪神大賞典に出てきますが、これもちゃんと見て目を肥やしていきましょう。

ちなみに私がやるかやらないかはさておき、1.5倍前後なら賭ける価値あると思います。あくまで馬券は自己責任ということで。

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